FT8をやるぞ!
FT8とは?
2017年夏に発表された「FT8」は瞬く間にユーザーを増やし、いま最も注目されるデジタルモードに躍り出ました。 またローパワーに小さなアンテナでもDX通信を可能にすることから、これまでアンテナ設置を諦めていたアパマンハムにも新たなチャンスが生まれました。
イメージとしては、モールス信号をデジタルにした感じです。
デジタルデータを電波に乗せて、飛ばして復調して出自動で通信を行います。
システム構成図
運用に必要な物
無線機 | FT8対応のもの もしくは、外部IFで対応出来る無線機 SSBを使いますので FMトランシーバーは対応不可 144/430/1200でもSSBが出られる無線機が必要 |
---|---|
パソコン | USBもしくは、オーディオの入出力とRS-232C等の端子がついた物 |
各種ソフトウェア | FT8コアパッケージとNTPクライアント・ログ等の管理ソフト |
時間 | 設定したり受信したり仕様把握したりする時間が必要 |
ソフトウェア一覧
FT8コアパッケージ | JTDX や WSJT-X | どちらがいい?はお好みに併せて |
---|---|---|
交信ログ管理ソフト | Turbo HAM Logなど | コアパッケージに連携出来ないとしんどい http://www.hamlog.com/ |
運用周波数
コンディションの把握
HF帯は、日々季節時間帯によってコンディションがまちまちである。
なので、当局としてはFT8を運用するかどうかは
無線機を立ち上げてウォーターフォールで判断しています。
先ほど撮影したものですが、今日は7MHzもコンディション悪いですね。
そのほかも、数局は見えているけど、その程度です。
こういう時は、あまりやっても飛ばないので現時点の時間帯としては
やらないという感じで判断しています。
飛んだスクショを貼るコーナー
こんな設備でも、コンディションがいいと、21MHzの周波数帯にてヨーロッパ当たりまで
ー11dB当たりの強さで電波が飛んで行っていることが確認出来ます。
やはりですがどうしても、アフリカ当たりは皆さん
電波が飛んでいかないとおっしゃってますし自分もそう思います。
まだ、アフリカ当たりは全くコンタクトしてことないです。
50W全力で出しても、届かない所は多いので、アンテナの問題や
その他の問題が多々あるんだろうなとは思ってます。
7MHzあたりでは
この辺りざっと飛ぶ感じですね。
ただ、5エリア(四国)・3エリア(関西)当たりは
何か障害があるのか?飛びにくい感覚を覚えます。
ロケーションがいいと
出力をそれほどださなくても、
サクッと太平洋越えて西海岸当たりまで
電波が飛んでいきます。
ぶっちゃけ5wでどのくらい飛ぶの?
これ、5wでMLAで電波を出した結果です。
どう思いますか?5wってハンディー機くらいの出力です。
その出力でこの位普通に飛んでしまうんです。
すごいと思いませんか?
もちろんHF帯じゃないと、eスポが発生するなどの条件などがないと
そんな飛び方はしないのですが、全て地球の上空にある空気の層に
反射して飛んで行く特性を持っている為、こんな距離飛んじゃいます。
5wで8000キロ弱飛んじゃうわけで。
18MHz帯で5wで
7880km飛んだと分かります。
もう1つは、24MHz帯で5wで
7930km飛んだ事が分かります。
結果FT8って何が楽しい?
ヒント:
FT8の楽しみは、パワーかけて力技で飛ばすのも面白いですが
QRPで少ない出力で、どこまで飛んだを確認するのも楽しいと思います。
夜間帯は、3.5MHzも良く飛びますので楽しめます。
なので、アマチュア無線第4級はHF帯では10wまでしかだせません。
10wなので、楽しめないかと言うと、5wでもこんな感じで飛ぶので
楽しめると思いますよ。
1kwでFT8やったら、どんなことになるんだろ?とは思いますが
ただ、その場合、他の局をつぶしてかなり注意して電波を出さないと
Twitterなどで結構迷惑だと言われちゃったりするみたいなので
必要最小減+αくらいの出力でいいんじゃないかと思います。
内部仕様
通信シーケンス
ショートシーケンス