おすすめ運用方法
第4級アマチュア無線技師免許を取得され、
これからアマチュア無線を始めようとしている方向けのコンテンツとなります。
無線機も高いですし、最初からあれもこれも手をつけてしまうと
思い通りにならず、挫折を味わうこともあるでしょう。
よって、最初からあれもこれもやるのはおすすめ出来ず
最初は、ゆっくりとしたスモールスタートで徐々に技術をつけて
それでも、先を見たいのであれば、次のステップに進むようなやり方がいいと思います。
最低減必要な物
1.ライセンス
2.アマチュア無線機(これを買わないと免許状を取得出来ない)
3.免許状
これらがあれば問題ありません。
最初買うべき無線機について
特に無線機は高額なので、最初はハンディー機で十分だと思います。
おすすめは、ID-51/ID-52 か FT-5D あたりあれば、
FM及びデジタルで電波を出せるので、
IDシリーズですと、D-STAR あたりを使えば全国津々浦々電波を出せますし
FTシリーズだと、WIRES を使えば全国津々浦々の方と会話出来きます。
また、デジタルモード以外でも、IDシリーズ・FTシリーズであれば
144MHzと430MHzと比較的運用がしやすいFM変調の周波数帯にでれますので
ハンディー機を持って、山に登って声をだしてみるのも良いですし
地上でも山の上から電波を出されている方に対しては
ハンディー機でも十分会話ができたりしますので、
そちらを楽しむ事も可能です。
本当お金が有り余っている方向けへの機種については
IC-705をおすすめします。
4級で運用出来る周波数のほとんどをこれ1台で運用出来ます。
よって、ハンディー機みたいに手軽に持ち運び出来る代物でもないですが
ある程度、リュック等があれば、これ1台で430MHz~1.8MHzまでの
FM / AM / SSB / D-STAR / デジタルの変調全て出られます。
また、この機種で運用する為には、アンテナが別途用意が必要になるので
最低減下記が必要です。併せて準備が必要です。
アンテナ1 | 430/144帯用 |
---|---|
アンテナ2 | 1.8MHz~50MHzまでで運用する周波数帯用アンテナ マルチバンドは手軽かとおもいきや、調整が難しいので おすすめはシングルバンドアンテナを各周波数で買いそろえる方がおすすめ |
アンテナ基台 | アンテナを固定する用の機材 |
三脚など | アンテナ基台とセットでアンテナとして使う為の機材 |
カウンターポイズ用銅線 | HF帯は、アースをどのように処理するかが非常に重要 |
アンテナ切断用ペンチ | アンテナを物理的に切断して、マッチングなどを取る必要アリ |
アンテナチューナー | 必要に応じてワイヤーアンテナを使う場合、 Ah-705等のアンテナチューナーが必要 |
ヒント:
本体(14万円程度)しますし、アンテナ(ピンキリですが、移動運用に使えそうな物で3万程度)・アンテナチューナ(3万円程度)、アンテナ基台(数千円)・三脚(数千円から1万程度)などを
含めると20万円オーバーの出費を許容できる方なら良い機種となります。
長い目でみて、アマチュア無線を長い間楽しむなら
最初ワンセットがんばって買ってしまうのもありですね。
HF+50MHz+144MHz+430MHz <SSB/CW/RTTY/AM/FM/DV>10Wトランシーバー
HF~430MHzオールバンド、DVを含むオールモードに対応。
https://www.icom.co.jp/lineup/products/IC-705/
詳細は->HF~430MHz(ALLモード機)
次にステップアップしてみる
次は、アンテナを純正以外に付け替えて、純正より効率良く電波を出したり
うけたりする事ができるので、そちらで、いろんなアンテナが各社から
リリースされているので、予算の許す限り、それらを買って運用してみるのも
楽しいかと思います。
特小と市民ラジオ以外だとアンテナ交換が許可されています。
自宅だと、モービルホイップなどをベランダにつけてみるのも良いでしょうし
GP(グランドプレーン)などの固定アンテナをベランダに設置するのも
よいと思います。
その後に進む道
ここくらいまでで数年かかる事になると思いますので
それでも、先が見たいと思う方であれば、HF帯(短波帯)へお進みください。
ヒント:
最初の免許状更新が5年後なので、そこで熱が冷めていたら
機材を売却して、アマチュア無線を終えるのも1つの選択肢だと思います。
免許状は、5年で更新しないと失効しますが、アマチュア無線技師免許は
終身免許なので、また将来的にやりたくなったら、機材を再度買いそろえるのも
1つの考え方ではあります。
144/430MHzと違い、周波数がかなり低い為、
アンテナから電波を出すために相当な苦労が必要になります。
アンテナを接続したからといって、
効率良く電波が発射されるという事はありません。
そこには、チューニングしたりちょっと工夫しないと上手く飛ばない等
かなりの自己鍛錬の世界が待っていますが、その分電波の到達距離が
144/430MHzと比べ比べものにならない距離飛んで行きますので
別の世界が広がります。例えば、144/430MHzだと、市街地は数キロ程度でしょうし
山の上から送信すると、数百キロ飛んだりしますが、それでも数百キロ程度です。
短波帯だと5w程度の電波出力でも、東京大阪間くらいは近所といった
感覚ですし、とはいえ、近所過ぎると届かないというそういう特性も持っています。
一度、上空まで電波が飛んでいって、上空に反射して飛んでいく性質を利用しています。
筆者は、車で走りながらHF帯を運用している時がありますが
東北から和歌山の方としゃべりながら、移動したことがあります。
そんな事が可能ということで、楽しみも広がると思います。
また、FMと違い、SSBという狭帯域での通信となるので
その辺りも特性も加味して運用することになります。
気になる事があれば、メールいただければわかるは範囲にて
回答させていただきます。