災害に強いアマチュア無線?

災害が発生した場合の通信手段として、スマホやガレケーなどの携帯電話は
ほぼ役に立たないのは記憶に新しいと思います。

何故?

スマホ・ガレケーなどの携帯電話って、24時間365日どんな所でも
いつでも繋がって当たり前?と思っていませんでしょうか?
けしてそんなことはないんです。

災害にあった事ない方もいらっしゃるとは思いますが
災害地では、インストールして携帯・スマホ内にデータがある場合を除き
オンラインでやりとりするような物は全て使えないです。

何故か?って話しですが、それはサービスを提供している基地局が
災害の影響を受けている可能性もあれば、基地局が被害にあってなくても
災害に遭った人達への安否確認などで、通信トラフィックが混雑して
繋がりにくい状態が発生します。

人の心理として、繋がらない=心配=リダイヤルという心理が働きます。
そうなってくると、そのリダイヤルが余計設備内部のトラフィックを増大させて
繋がりにくくなるわけです。インターネットにおいても、
そのような状態から繋がらないもしくは、つながりにくい状態が長時間続くわけです。

そこで電波を直接つなぐアマチュア無線などの無線類の出番

確実に、その人を呼び出せるとは限りませんが
被災地以外の地域の人が応答に応じて、
そこ経由で救助などが進む可能性も高いです。

スマホ・携帯みたく基地局を経由したIP系の通信ではないので、
電波の届く限り助けを求める事が出来る訳です。

電波ってそんなに飛ぶわけないじゃん

小学生の時、トランシーバーを買ってもらって遊んだ記憶ありませんか?
100m先の相手と会話が出来る!!心が震えた物です。
100m先の人に助けを求めても、そこも被災してるって
話になりそうですが・・・。

そうですね。アマチュア無線は、ハンディー機でも2w~5wの出力が出せます。
数キロはがんばらなくても飛んだりします。数キロじゃ?って話にならん
そうですよね。固定機やモービル機なんかは、20w~50wという電波が出せます。
数十キロは飛んで行ったりします。山の上の局に至っては、数百キロレベルです。
それでも、山に昇る前提ですよね?

いやいや、アマチュア無線、短波帯も使えるんですよ。
そう。3.5MHz/7MHz/21MHz/28MHz/50MHzこの辺りです。
7MHzは、北海道~沖縄そのくらいのキャパで東京・大阪間なんて
ちょっと先くらいのイメージです。

21MHzに至っては、5w位の出力でハワイや西海岸まで飛んでいったり
遙かに遠い場所と通信出来ちゃうんです。
だから、災害の時非常に強い味方になってくれるんです。

そういうことで、日本は災害大国でありますので、
被災した場合でも、特定省電力トランシーバーだけでも
持っていると、生存率があがるかも知れませんし
近くにアマチュア無線ボランティアの方がいるかも知れないので
力を貸してくれるかもしれません。
そんなところで、アマチュア無線が見直されているという話題でした。